誰が当選するのかわからないー高知1区

 日本全国1区の選挙区は県庁所在地にあり、別名「魔の選挙区」とも言われています。今回の高知1区は5人候補者が出ています。うち4人には当選の可能性があるからです。

橋本大二郎{無所属・新・元高知県知事)

福井照   (自民党・現・3期目)

田村久美子  (民主党・新)

春名なおあき(共産党・元)

 
 各種週刊誌の当落予想でもそうであるように、橋本大二郎氏優勢の○マーク{優勢)))がついていました。しかしそれはなんら根拠のある予想ではありません。
 最近の週刊誌の予想でも△マーク(やや優勢)に変化しております。

 最近ではこの△マークですが、田村久美子氏{民主・新)にもつくようにもなりました。また別の週刊誌では福井照氏(自民・現・3期)にもつくようになっています。

                     当落予想

橋本大二郎{無所属・新・元高知県知事)   △

福井照   (自民党・現・3期目)     △

田村久美子  (民主党・新)        △

春名なおあき(共産党・元)

 橋本大二郎氏以外は政党の候補者ですから、小選挙区で惜敗しても、政党の得票総数によっては、比例区で「復活当選」の可能性が出てきます。福井照氏と田村久美子氏にはその可能性があります。

 共産党の春名なおあきさんは各種調査では無印ですが、全然無印というわけではありあせん。手堅い組織票が1区には1万5000票程度あるからです。最近の「格差社会」への怒りと「蟹工船」ブームを取り込み無党派層、とくに若者層を引き込めば、浮上の可能性はあります。

2006年の第1回目の小選挙区では共産党山原健二郎さんが当選しましたし。共産党高知市では自力があります。

 接戦ですので、少しの風の触れや、陣営の落ち度などで当落は入れ替わることでしょう。わたしは特に誰を応援するとか、「意中の候補者」がいるのではありません。でも予想が建てにくい選挙区事情にはとても興味があります。予想屋泣かせでしょう。

 ですので棄権をせず、必ず8月30日は投票へ行きましょう。小選挙区比例代表の2票を国民として行使し、日本の政治を決めましょう。今回は体制選択選挙ですので。