土佐南学とは?

ruiikumi2006-05-07

 昨日参議院議員を2004年に引退した平野貞夫さんhttp://www.nc-21.co.jp/dokodemo/gesuto6/hirano.htmlの話を聞きました。表題は「土佐南学とその精神」というものでした。
 「異質の思想を融合することで特化した技術が生まれる」という話でした。鰹節はバイオ技術。土佐漆喰はセラミックス、尾長鳥とか土佐犬は遺伝子操作。木材資源と米と豊かな山と海の幸に恵まれていた土佐の国。それを支えてのが土佐南学。

 16世紀頃から儒教と仏教の融合が始まり、山内家が奨励したそうです。土佐では儒学陽明学が盛んで「知行合一」という知ることは即行動すべしという思想になりました。
 「勤勉奉仕」と「多目多聴」(多くを見、多くを聞くこと)が3つの理念であったそうです。

 足元の先祖の考え方や行動パターンをよく見据えて行動すべきでしょう。何事も思想が大事であるとの話はなかなか興味がある話でありました。「生臭い」話はありませんでしたが、小沢一郎さんをよく知るひとであるだけに面白い存在の人ですね。


http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/gesuto6/hirano.html平野貞夫さん(2004年7月に会いました)