経済制裁で事態は打開できるのか？

　安倍晋三首相は拉致被害家族会と面談、強い決意で拉致問題に取り組みことを言われました。拉致被害家族会に取りましては、一番の支援者でありましょう。
　安倍首相の唯一の政策が拉致被害者の救済でもあるからです。

　それはひじょうにたのもしく良いことです。しかし冷静に考えてみまして経済制裁は効果があるのでしょうか？日本やアメリカが制裁すると中国や韓国がその分北朝鮮に支援しているように思えます。

　さすがに最近の核実験問題では韓国も態度を硬化させ、食料支援などを打ち切り、実務者協議も凍結されているようです。
　安倍首相が、首相就任直後に、中国と韓国を訪問するのは良い選択であると思います。本気で経済制裁をするのであれば、中韓２国の協力がなければ不可能ですから。

　北朝鮮の｢瀬戸際外交」も核兵器まで出てくると大変危険です。保有しているのであれば本当にコントロールできるのでしょうか？外交手段に核兵器を活用すること事態既に危険水域なのですから。

　米国との協調を急ぐあまり、近隣国との友好親善関係をおろそかにしてはほしくはありません。孫子の兵法でも｢戦わずして勝つ」のが一番ですので。
　ですので安倍首相には｢勇ましい言葉」は使用していただきたくありません。

　決して卑屈な謝罪外交をせよとは絶対に言いません。未来志向の外交を政府・外務省にはしていただきたいのです。韓国から次期国連事務総長も誕生するこいとでもありますし。