安倍政権の政治家達は「軽すぎる」

ruiikumi2006-10-08

安倍さんに塩崎さん。50代のリーダーが安倍政権の要を担っていますね。核問題で「瀬戸際外交」を繰り返す北朝鮮に対する勇ましい発言を聞いていますと、「勇ましいことを言う政治家は危険」ではないかと思いますね。
 以前野中広務氏の街頭演説を聞いたことがありました。戦争体験者らしく、慎重な言いまわしでありながら、聴衆の心を掴むのが上手い人だと思いました。

2003年の高知県知事選挙の応援弁士

 引退した宮沢喜一氏や中曽根康弘氏。ご逝去された後藤田正晴氏。それぞれ考え方は違っていましたが、戦争体験者だけあって言動に重みがありました。配慮がありました。
 小泉さん流の「白黒つける」やりかたが政界にも流行しているのかもしれません。でもそれは政治ではないのではと思います。
 リーダーは軽くなりましても日本の国力や影響力は一昔前とは比較できないぐらいに大きくなりました。国の成長に政治家が追いついていないように思います。

 「ローマ人の物語」(塩野七生・著)を読みましてますますそう思うようになりました。