反核達成で用済みではないでしょう

ruiikumi2007-05-16

 実質「住民投票」になった東洋町長選挙。高レベル放射性廃棄物最終処分場反対を掲げた沢山保太郎氏が有効票の7割を獲得し圧勝。文献調査は中止になりました。
 東洋町の「奥座敷」まで乗り込んでいた原子力環境整備機構。結果が逆になっていれば、今頃東洋町では高レベル放射性廃棄物最終処分場の文献調査が始まっていました。

 高知県民は東洋町民の真摯な判断に感謝しなければなりません。沢山町長は就任後1週間で文献調査を白紙撤回させることに成功しました。20日の日曜日に開催される臨時東洋町議会で「核廃棄物拒否条例」が可決されれば、反核町長としての役目はとりあえず終わります。

 それで用済みと言う人は一部にはいるようです。映画「7人のサムライ」ではあるまいし。「野武士を追い払ったら村から立ち去ってくれ」と東洋町の人たちは言わないでしょう。

 「町議会の土日開催」「庁議(町幹部会)の公開」「教育委員の公募」「可能なかぎりの情報公開」「地域評議会での意見交換会の実施」と矢継ぎ早に、「情報公開」と「住民参加」を実行していっています。

白浜海岸に「道の駅」的な交流拠点もこしらえようとの構想をもたれています。早速国や県へ赴き、可能性について情報交換されています。地元の住民ともよく話し合いを持たれています。