ruiikumi2006-05-27

 総裁の有力候補といわれている安倍晋三氏。はたして総理総裁の器であるのか疑問です。しかし「地位が人をつくる」ということもあります。誰を手本にするのかが日本の行く末を決めるとも言えますね。

 祖父はA級戦犯で、吉田茂首相の対抗勢力として、当時のアメリカCIAの意向で東條英樹首相らが絞首刑になった翌日に巣鴨拘置所から釈放された人物。1960年の日米安保闘争は岸信介首相であったゆえ日本の国論が分裂しました。

 父親の安倍晋太郎氏は、総理直前に病に倒れた人物。イランーイラク戦争の仲裁をして外務大臣時代に奔走していました。中東外交では高く評価されていると思います。

 総理候補の安倍晋三氏。幹事長時代に参議院選挙の応援演説を聞きましたが、政策的にははっきりせず、言語不明瞭でありました。日米協調ばかりが政策では、この先思いやられます。

 日本は大国の動向からは独立して国づくりをしてきた国です。ですので安倍晋三氏は祖父でなく、父を見習った政治家をめざしていただきたいと思いますね。