ミサイル発射失敗は錆?塗料は軍事製品?

ruiikumi2006-10-03

 北朝鮮の長距離弾道ミサイルノドンの発射実験に失敗した原因は「錆」であった。インターネットのニュースである軍事筋は明言していました。
 ジェット燃料を充填して、発射までが長時間待機しているうちに、腐食が進行し、発射直後の爆発につながったとのことです。

 ジェット燃料を貯蔵するタンク内部の塗装と言えば、ショットブラストで二アワイトメタル以上で、無機ジンク(カーボジンク11)の塗装。もしくは同様の素地調整からフェノール系の厚膜塗料(フェノライン373)などの特殊塗料の領域ですね。

 燃料を注入してすぐに発射されるのが弾道ミサイルの特性。北朝鮮の場合は「瀬戸際外交」で政治的な駆け引きに、しばしばミサイル発射は利用される。駆け引きに長引いているうちに、上記の防錆処理も塗装もしていないので、内部で錆が進行したのでしょう。

 軍事と防錆対策。意外にも私の専門知識が軍事と絡んでいるとは・・。軍艦の底塗り塗料などもスピードに関連しますし。意外にも関連があるようです。塗料は軍事物質のなかに含まれるようでして・・。民間人は知るよしもないのですが想定することはできますね。

 そのあたりやはり進んでいるのがアメリカ。1年以上潜行していて腐食しない潜水艦塗料とか。レーダーに探知されない戦闘機用塗料は日本のメーカーが開発したようですが・・。
 世界上に軍隊を展開しているだけあって、あらゆる気象条件で検討しています。ですので今でも建築用塗料でもアメリカのメーカーのほうが優れているようですので・・。