制裁だけで核実験は阻止できるのだろうか？

アメリカのライス国務長官が来日、その後韓国、中国、ロシアを訪問するらしい。今や焦点は事態が打開できぬイラクではなく北朝鮮問題になっているようです。

　国連での制裁決議も全会一致で可決されました。このあたりはイラク戦争当時とは雰囲気が違います。経済支援を行っている中国と韓国も参加したのですから効果はあるでしょう。

　ただ｢兵糧攻め」は効果が出るには時間がかかります。即効性がありません。１年やそこらでは効果はなく、１０年以上かかるでしょう。でも東洋人は飢餓に強い民族。低栄養で生き延びますからね。簡単に降参しません。（写真の大根かじっている少年達は昭和初期の日本。民衆の苦境を無視して政府は軍備拡張を推し進めました。）

　先の大戦の時、昭和２０年初頭で日本は明らかに敗北は確定的であるのに、だらだらと戦争を継続し、沖縄での戦闘や各地の空襲を受け、原爆を投下されようやく無条件降伏しました。その間の国民の犠牲は多いものでした。ですので北朝鮮も簡単には｢参った」とは言わないでしょうね。