沖縄県知事は野党候補

ruiikumi2006-11-07

 政策的にも、基地問題にも殆ど与野党推薦候補は違いはないようですし、意外なほど沖縄現地は盛り上がっていないように聞いています。でも沖縄県にとっても、日本国全体にとりましても今回の沖縄県知事選挙の動向は大変重要です。

 もともと普天間基地問題は市街地の中にある米軍基地が宜野湾市の都市づくりの観点からも弊害ばかりですし、なにより市民の脅威になっています。1996年米軍兵士による小学生暴行事件により、基地撤去運動は空前の盛り上がりがありました。当時の橋本首相(故人)も、梶原官房長官(故人)も真剣に基地問題の解決を模索していました。

 その後の森内閣小泉内閣安倍内閣は一貫して沖縄問題に無関心であり、アメリカの「従属国としての卑屈な対応」に終始しました。2年前に普天間基地の米海兵隊のヘリコプターが沖縄国際大学へ墜落した事故につきましても、小泉首相はオペラ鑑賞はしても、現地へ来ることすらしませんでした。
(2004年に沖縄国際大学に墜落した普天間基地の米海兵隊ヘリコプター)
 「基地受け入れと北部振興策はリンクしている」との最近の高市沖縄・北方担当大臣の高飛車発言に政府の姿勢は集約されています。ですので、米軍基地の県内移設である辺野古移設ははっきりと沖縄県民として「NO!」と言っていただきたいのです。