殉教者となったフセイン元大統領

ruiikumi2007-01-06

 イラクの元大統領が昨年末に処刑されました。その様子が携帯電話で撮影された動画が中東のテレビで放映され反響をよんでいます。情報化時代もここまできたのですね。

 報道によりますと死刑立会人のなかの1人が「地獄に落ちろ」との罵声を浴びせたとか。見る人によりましては許せない内容にもなるでしょう。
 いくら情報公開は必要であると言いましても、これはやりすぎではないかと思いますね。

 確かに話題性はありますが、その結果対立を煽る影響も考えられますね。処刑の動画はとくに取扱いが微妙なものであると思います。フセイン元大統領は支持者にとりましては「殉教者」になったのですから。問題はこじれるし、対立はより深まるでしょう。アメリカ軍はイラクになんのためにいるのでしょうか?

 情報化時代の「産物」でしょうが、おぞましい限りですね。なんでもかんでも情報化したら良いというわけでもないとは思います。この場合はとくに思いますね。