テロとの戦いの欺瞞
国連決議を無視してイラク戦争に踏み切ったアメリカ。当時のイラクの独裁者であったフセイン元大統領は先日処刑されました。治安が回復するどころかますますイラクは混乱しています。
2万人の米軍をイラクに増派し、「撤退するための掃討作戦」だそうですが、到底うまく行くとは思えません。そもそも「テロとの戦い」とイラク戦争を定義したこと事態が間違いだったのです。
9.11の報復からアフガン戦争、イラク戦争とアメリカは軍事に特化してきました。日本は無条件に追随しました。結果格差社会をこしらえ、年間自殺者は3万人を超えました。
格差社会こそがテロの温床なのです。軍事力でテロは防げません。「北風と太陽の逸話」を出すまでもありません。