健全な民主主義に拍手

 2月27日東洋町で、高レベル放射性廃棄物最終処分場に関係する住民主催の討論会があり約500人が参加されました。主催は処分場に反対する住民組織だったそうですが、原子力政策を推進する賛成の学者も招待し、反対する学者も交え真摯な討論会が開催されたと参加した人に聞きました。

 高知県民の民主主義もたいしたものだと思いました。ともすれば、賛成、反対の一方の意見だけしか聞かず、お互いが動員を競い町が分裂するような事例が数多くありました。それだけに真剣で真摯な討論会を開催したことは素晴らしいことです。
 この討論会は本来は町長や役場が主催すべきでしょう。勝手に応募し交付金を貰ってまちづくりを考えましょうというよりは、はるかに志が高く、純粋です。

 4月の地方議会や首長選挙、7月の参議院選挙、11月の高知市長と高知県知事選挙の立候補予定者は、「核のゴミ問題」の賛否を明確にすべきでしょう。政治家は東洋町の住民の真剣さ、真摯さを見習うべきでしょう。