商売人は「風評被害」に敏感になれ

ruiikumi2007-03-05

土佐のおきゃくも結構ですが・・・

 プロ野球の1軍キャンプも短くなり、観光ではピンチの高知県
昨年から始まった「土佐のおきゃく」は良いチャレンジであると思います。

 今日東洋町をとりあげたフジテレビ(さんさん)を
見ました。後半の部分でした。
 中央のスタジオでの反応は「調査段階で10億円もらえますよね」という解説をテレビ局側はしていました。なにか核のゴミ処理場は東洋町で決まりみたいな調子。

 ゲストのわけのわからん評論家が「原子力発電所を使用していれば核のゴミはどこかで処理しないといけないですね」の発言も大変気になりました。

 ここで問題なのは「風評被害」です。」高知県東洋町で核のゴミ場が国策で決まりになり、文献調査費を10億円もらえば、本当に確定します。後戻りも中止も出来ないのは明白です

 そうなれば「放射能高知県」となり、いくら風光明媚や食べ物が美味しい人情豊かな高知県と関係者が宣伝しましても「ああ核のゴミ処理場の高知県でしょう。」と枕言葉がでるので、農産物も特産品も観光産業も、海洋深層水もすべて駄目になるでしょう。

 「風評被害は無責任」で怖いものです。1人歩きします。(以前早明浦ダムの水が涸渇した報道があったときも、高知は水があるのに観光はキャンセルされ打撃をうけました。)
放射性廃棄物はそれどころの問題ではありません。

 文献調査費の交付金で「風評被害」の損失を補填できますか?出来ない筈ですよ。農業も、観光産業も大打撃を受けます。

 東洋町町民は「核廃棄物拒否条例」の申請を出しました。頑張っています。



 私たち高知県民ができることは県議会で「核廃棄物拒否条例」を議決させることです。

 「土佐のお客の関係者のみなさん」。
皆さんも土佐のお客で「核廃棄物拒否条例の請願署名」を集めてください。
 今からすぐ動きましょう。はやく噂がこれ以上たたないうちに文献調査も白紙撤回させませんと、高知県の観光も未来はありません。

 経済人も本気にならないといけませんね。即実行です。