原子力政策の矛盾を地方に押し付けるな!

ruiikumi2007-04-27

 原子力発電所は「トイレのないマンション」であると言われてきました。
 原子力発電で発生する大変危険な高レベル放射性廃棄物高知県東洋町の山中に地層処分する危険な処理方法が検討されているようです。
 高知県全域は南海地震の活動地域にあり、30年以内に50%以上の確率で震度6以上の地震が起こると予想されています。

 地震保険の保険料も一番高い地域です。そのような地震の危険性を無視して原子力環境整備機構なるものは「活断層も活火山も東洋町はないので地層処分しても安全」「南海地震は地表近くのこと。地下300メートルに埋めるので安全」であると強弁しています。

 南海地震はプレート型地震です。地中深くのプレートがずれ、歪が蓄積されて起こる地震です。地震学者は東洋町地域の地中は、過去の南海地震により「ぐちゃぐちゃ」であると言われています。

 原子力政策の矛盾を僅かな原発交付金をちらつかせて、すべて東洋町に押し付けようとしています。東洋町の皆さんは良識のある人たちです。断固としてはねつけられるでしょう。

 そうなると国は困ります。困るべきです。困れば情報を公開し、国民的な議論をします。原子力発電をどうするのか。それが全国各地で議論されるでしょうから。