東洋町長選挙の意義について

ruiikumi2007-05-09

 2007年4月22日に投票された高知県東洋町長選挙。日本で初めて前町長が原子力発電所からの高レベル放射性廃棄物最終処分場の文献調査に応募してから、出直し町長選挙になりました。

 町議会の反対決議や東洋町周辺の近隣町村、徳島県の町村、高知県知事や徳島県知事の反対の意向も意に介さず「高度の政治的判断」ということで、前町長は原子力発電環境整備機構に文献調査に応募、資源エネルギー庁は応募を受理、5月にも現地調査が始まるということでした。

 予想どうりの圧勝。1821票対761票。文句なしの圧勝でした。新町長は翌日登庁し、原子力発電環境保全機構に文献調査の中止をもうしいれました。そして選挙の結果と申し入れにより文献調査は中止になりました。大変なことです。民主主義が強権的な「国策」に勝利したのですから。

「局地戦の勝利」の満足せず、日本全体のエネルギー政策転換のために頑張りませんと。