国連安保理は悪例をこしらえた

ruiikumi2006-08-11

 とうとうイスラエルレバノンへの軍事侵攻と居座りを国連安保理は認めてしまいました。アラブ諸国は当然反発。レベノン国民も国連への不信感を募らせることでしょう。

 あまりにアメリカ寄り。これでは中東の市民の世論は納得しないでしょう。より多く戦争の種を撒いたと同じこと。愚かなことです。

 この結果はアメリカ政府が負うべきでしょう。最初からイスラエルの侵攻を支持し、調停する意志が最初からありませんでした。イラクアフガニスタンだけでなく、影響は中東地域全体に及ぶでしょう。

 エジプトなどでも反政府運動が盛んです。アメリカ政府がこしらえてきた「中東和平」の枠組みがまもなく崩壊すると思います。そうなれば歯止めはなくなります。

 イスラエルの軍事力がいくら圧倒的でありましても、到底抑えられるものではありません。アメリカは大変な過ちをしでかしたと思います。