したたかなイランの外交

ruiikumi2006-09-11

 核開発問題で欧米諸国と対立しているイラン。ただ声高に自己主張しているだけではないようだ。先日アメリカへ前大統領が訪問。今度は国連事務総長がイランを訪問。核問題とヒズボラ問題の調停役をしています。EUの代表団とも核問題で会談していましたし。

 既に国連常任理事国の中国とロシアはイランよりの姿勢を明確にしています。日本に対しても油田開発の大型プロジェクトを引き込み、ちゃんと利害関係を構築しています。
 「テロ戦争」を叫ぶしかない単細胞のアメリカ外交とは大違い。

 流石は体制は変わっても「ペルシャ商人」のしたたかな体質は変わらないようですね。古代はペルシャ帝国を打ち立てたこともありますし、近年ではイスラム革命で世界を震撼させてきたイラン。一筋縄ではいかない国のようですね。