天下分け目の沖縄県知事選挙

ruiikumi2006-10-24

 22日投票の衆議院補欠選挙。神奈川と大阪で自民党の勝利。もともと自民党議席だし、当然でしょう。民主党小沢一郎代表のもとそこそこ頑張りましたが届きませんでした。お馬鹿な細野議員の不倫スキャンダルも影響しましたね。

 もともと自民党の選挙区でしたのである意味どうでもいいのです。今年の選挙で一番重要なのは11月の沖縄知事選挙です。現在の保守系の稲峰知事の後継として自民・公明が推薦する候補か、珍しく野党がすべてまとまって推薦する候補者なのか。一騎打ちです。

 政府は先日高市沖縄・北方担当大臣を沖縄へ派遣し、「普天間基地の県内移設と北部振興策はセットであり、振興策だけということはありえない。」と高飛車な態度で意思表明をしておりました。基地と振興策のリンク発言でしょう。ふざけるなと申し上げたいですね。

 安倍内閣は盛んに北朝鮮問題を出し、メディアも無批判に報道するので米軍再編問題と沖縄基地の問題が複雑に絡み合っていることがわからなくなっています。

 米軍再編問題は、「9・11」以来、「テロとの戦争」をブッシュ政権が声高に宣言して世界中に軍隊を派兵し、市民を大量殺戮しています。これでは恨まれるのも当然ですね。

 沖縄も自立していく志向の人たちもいます。沖縄物産企業連合の宮城弘岩さんたちがまさに実践しています

 保守も革新も米軍基地は「ノー」と言っています。高飛車な安倍内閣の閣僚の態度には本当に腹が立ちますね。でもそれが「本音」でしょう。国民の生活よりもアメリカのご機嫌取りが大事なのですからね。

 公共事業や基地関係の投資をしましても雇用情勢が格段に良くなる筈がありません。「歯止め」程度です。そうした政府に依存する沖縄経済のありかたはいかにもおかしい。未来永劫米軍基地を拡大して居座らせることになるからですね。