世界規模で原子力産業はうごめいている

　今回の日米首脳会談の重要事項は原子力政策での意見交換。アメリカを主導に日本をパートナーに世界の原子力産業をリードしようというセレモニーでした。最近はそれにロシアまで絡んできていますし。

　中国やインドでも原発づくりは盛んである。核廃棄物問題をどうするつもりなのか。後先考えなしに現状打開だけで物事は進んでいる。

　温暖化を防止するので原子力は地球にやさしいとかいわれてきました。しかし人間の手で始末に終えない危険な毒物である高レベル放射性廃棄物。この処理にはなんら手が打たれてはいない。

　乱暴で後先考えない地層処分をすることが地球環境に優しいことなのでしょうか？疑問です。そのあたりの技術の共有はされているのでしょうか？

　電気の４割は原子力。原子力は地球温暖化対策の切り札。とか言われていることが｢常識」であると思って来ました。しかしあいつぐ原発でのデータの捏造や、東洋町に核のゴミ施設をこしらえようとする場合の民意を無視した強引なやりかたを観察するとそうやら違うのではないかと思うようになりました。

　なにがどう違いのかはまだまだ説明ができません。