ドイツの原発事故をマスコミは詳細に報道・検証すべき

Kochinews629
 6月28日に発生したドイツの原子力発電所での事故。どうやら変電施設での火災であり、原子炉の事故ではなかったようです。昨日は日本の報道機関は報道しないのではないかとブログに投稿しました。実はそうではなかったようです。
 高知新聞6月30日の4面で見つけました。べた記事で小さな扱いでしたので、見逃していたようです。

 扱いは大きくはありませんでしたが、共同通信から新聞社に記事は配信されていました。掲載するかしないかは各新聞社の裁量であるようですね。地方新聞ですが高知新聞は「環境問題」には敏感な新聞社であるということですね。
Nihonkeizainews629
 また日本経済新聞も購読しているので、29日、30日、7月1日の記事も見直しをしましたが、ドイツの原子力発電での記事を見つけることはできませんでした。日本経済新聞原子力関連記事は詳しく、原発での日米提携だとか詳しい記事まで掲載されていますのに。

 ハインリッヒの法則があります。労働災害における経験則の一つで「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する」というものでした。

 べた記事扱いからして「ぼや」程度であったかもしれませんが、事故防止は軽微な事故を分析し予防策をたてることから始まります。軽いから報道しなくていいということにはなりません。
 

 このところ日本の原子力発電所はで事故が相次ぎ、データの改ざんや捏造が行われていました。ドイツは軽微な事故でしたが公表しています。

 そのあたりの情報開示のありかたは、ドイツと日本はどう異なっているのか。報道機関にはそのあたりの検証をしていただきかったですね。
Doitugenpatuizikomm_1
(原子力発電の事故はちゃんと報道すべきです)