グローバル経済ー新自由主義は誰の為

ruiikumi2007-07-25

 「規制緩和」「構造改革」「グローバル化への対応」「新自由主義」と言う言葉が飛んでいますね。よく考えましょう。その政策を実行して誰が得をし、だれが不利益を被るのか?

 わたしなどはすべて不利益を被ります。地方にいること。小さな会社に努めていること。自分の立場に有利になることは全くありません。新自由主義は地方経済を破壊するものであり、日本政府がその片棒をかついだことは犯罪的でもあります。

 経済がグローバル化すれば、労働者の賃金も中国や東南アジア並になると言うことです。大企業の工場が気軽に中国や東南アジアに移転することで、国内労働市場は空洞化が進み、地方では職場がなくなりました。だから若者の失業が増え、地方の経済は破壊され失業者が増えても「自己責任だ」「親の教育が悪い」と政府はまともに対策をしませんでした。

 政府が雇用対策に全然熱心でないのは、海外へ出れば安価な労働力がいくらでもあるからでしょう。若者達は定職につけず、中高年世代はリストラされ、企業は倒産し、失業者が街に溢れています。年金生活者になりたいと思っても、定職につけなければほぼ不可能な話です。

 誰が大儲けして。だれが損したのか。ホリエモンのような品性のない連中だけが儲ける社会なのか。幾ら働いても国民年金を払えない人達がたくさんいるのは何故なのか?「改革」なる本質はなんなのか。それを見極めることがとても大事であると思いますね。

 今回の参議院選挙は新自由主義の是非を問う体制選択選挙であります。とても大事です。棄権せず、政党の公約を吟味し必ず投票いたしましょう。