白バイ・スクールバス衝突事件の真相

 1月24日の午後6時半か高知県民文化ホールへ家内と2人で駆けつけました。2006年3月3日に起こりました「白バイ・スクールバス衝突事件」の真相をする為に交通事故鑑定士である石川和夫氏の講演会が開催されたからです。

 直前まで仕事で追われ何とか間に合った状態。うかつなことに筆記用具を忘れてしまいました。デジカメでの写真しか撮影できませんでした。片岡晴彦さんを支援する会やサロン金曜日、市民オンブズマン高知の市民団体が手をつないで参加を呼びかけていました。
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 会場には市民が250人程度詰め掛けていました。しかし不思議なことに県内テレビ局や地元新聞社などの地元マスコミは来ているようにありませんでした。この点は昨年サロン金曜日と市民オンブズマン高知とで開催した愛媛県警の不正を告発された仙波敏郎さん講演会と同じですね。マスコミは「権力に弱い」のではないかとも思われます。

 会は最初に片岡晴彦さんを支援する会の人が挨拶されました。次に県外テレビ局が制作した事故検証番組(何故地元テレビ局がしないのか?)が会場正面のスクリーンで放映されました。実に丹念に事故を再現し、検証しています。

 その後に交通事故鑑定士である石川和夫氏の講演会がパワーポイントを使用して行われました。石川さんはもともと損害保険会社の交通事故の査定などをされてこられた専門家。

 石川和夫さんは「この事故の場合、スクールバスのブレーキ跡にタイヤの溝がないのは不自然である。」と述べられました。そして今までに自己検証してきた実例からも今回のようなブレーキ跡はつかないと断定されました。

 片岡晴男さんの弁護を担当されている梶原守光弁護士も登壇されました。
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「片岡晴男さんは私と同じ旧仁淀村の出身。ご家族もよく知っています。警察や検察が言うように地元の中学生をバスに乗せて、よそ見をして道路に出て衝突後白バイを引きずるような運転をする筈はありません。」

「スクールバスの25人の生徒もバスのすぐ後ろの車にいた校長も皆バスは停車していたと証言している。関係者でない通行者2人もバスは止まっていたと証言しているい。」

「2回実証実験をし、交通事故鑑定士の石川和夫さんの実証結果も裁判所は証拠として採用しない。本当におかしな裁判です。」と述べられました。
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(片岡晴彦さんもスピーチされました)
 映像と講演を聞いていまして恐ろしくなりました。警察はひょっとしたら仲間をかばいたい意識はあるかもしれません。しかし裁判所は国民のためにあるはずです。対立する両者の言い分をきちんと聞き、検討されて判断を下すのが司法当局のはずです。

 しかし高知地裁は禁固1年4ヶ月の執行猶予なしの実刑判決でした。2審の高松子高裁は、弁護側の証拠を一切却下し即日結審で1年4ヶ月の実刑判決が出たのです。

 どうしてこれほど裁判所は急ぐのだろうか?またどうして高知の地元マスコミは報道しないのか?とても疑問を持ちました。

 来年から裁判員制度も始まります。裁判所のこんな姿勢を知ったら、裁判員になりたくないし、真摯な証言を採用しない今回の刑事事件の裁判なんかの片棒を市民として担がされるのはまっぴらです。
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 講演会終了後、会場ではパネルも展示されていました。また署名やカンパ活動もされています。参加者同士の交流も行われていました。
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 また車関係の雑誌や写真週刊誌などでも取り上げられ掲載されています。
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 市民として、また市民ブロがーとして関心をもたないといけないと強く思いました。県外のマスコミが報道しういるのに地元のマスコミが伝えない。市民ブロガーとして呼びかけます。どんどん皆さんブログでこの事件と裁判のことを情報発信いたしましょう!

 自分のブログにも事件や裁判のことを書かれている熱心なブログやなにより片岡晴彦さんのブログもリンクを張りましょう!自分達でもできることからやりましょう!
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(私も署名とカンパしました。)
 詳しくは以下の関連記事やブログを参考に



 当事者である片岡晴彦さんのブログを参考にしてください。

 片岡晴彦さんを支援する会ホームページ

 冤罪事件進行中(高知の白バイとスクールバスの事故)

 *このブログは動画もあり、事件を検証するには適切です。


 また膨大なアクセス数を誇るきっこのブログのきっこさんもこの事件をブロガーとして取り上げています。

  続・またまた警察のデッチアゲ!