橋本大二郎氏不在の公開討論会

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(今日届いたチラシです。)
 7月22日(水曜日)に高知青年会議所主催の「未来の高知を語る 公開討論会」が、午後7時からかるぽーと大ホールで開催される予定です。

 高知1区の立候補予定者である、田村くみ子氏(民主)、春名なおあき氏(共産)、福井てる氏(自民)、桃田妙子氏(幸福)の4人です。今回の案内チラシには橋本大二郎氏(無所属)が見当たりません。

 昨年10月の公開討論会は好評でした。それぞれの候補者に青年会議所側が質問し、候補者が回答するという形式でした。時間と運営の関係からか、候補者同士の討論はありませんでした。
(事前の質問を10程度青年会議所から提出。うち5つが当日質問するという設定。」ぶっつけの質問ではありませんでした。回答できる時間的余裕がありました。聞いていて各候補者の違いが良くわかりました。)

 候補者同士の討論は2時間程度の会合では無理であると思います。また支持者を動員していた候補者陣営もあれば、そうでない陣営もありました。明らかに動員されている陣営は支持している候補者の発言に盛大な拍手を送ります。しかし自分たちが支持しない候補者に野次を飛ばしたり罵声を浴びせたりする非紳士的行為は全くありませんでした。それは爽やかな討論会でありました。

 高知青年会議所側は今年当初から企画し、各候補者陣営をすべて巡回され、また選挙管理委員会などとも相談されながらベストの方法を探りながら準備されてこられたと思います。

 衆議院の解散・総選挙がいつになるのかわからない時期が時期だけに討論会の準備も青年会議所の皆さん方は大変であったと思います。

 今回橋本大二郎さんがいかなる理由で欠席されるのかわかりません。多くの関心のある市民からすれば直接全候補予定者の話が聞ける機会であるのにまことに残念です。国政で何をされたいのかを多くの市民の前で話していただきたいと思うのはわたしだけではないとは思います。

 高知青年会議所の皆さんも橋本大二郎さんが出ないことを残念がっておられます。今からでも出席していただきたいと思いますね。
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 (写真は昨年開催された4人の1区立候補予定者の討論会の様子です。)

ここ2日間が”山場”だそうです。

ruiikumi2009-06-30

 政界事情に詳しい人によれば、「解散・総選挙の山場はここ2日間が山場だ。7月2日解散ー8月2日投票ということもありえる。」とか。

 政権与党の公明党は7月12日投票の東京都議会選挙に必死。その間の総選挙は避けてほしいと常に麻生首相をけん制してきました。それをおかまいなしで解散・総選挙を決行するには「筋書き」がいるはずですね。

 その1が「そのまんま東自民党閣僚ー総選挙出馬」というお話。全国知事会地方分権に関するマニフェスト{本当の効力があるかどうかは不明)を自民党が丸呑み。そのまんま東総務大臣でその「地方分権担当大臣」で選挙の公約に。

 「改革の目玉」としてそのまんま東を利用して総選挙を闘い勝利する。でもそのやり口は2005年に「改革派」を標榜して「自民党をぶっ壊す」と叫んでいた小泉純一郎の物真似。結果は「国民生活がぶっ壊され」ました。国民はそのあざとい手口を忘れてはいけないと思います。

 宮崎県民はえい迷惑。もっと怒りましょう。多少は宮崎県の知名度アップに貢献はしたでしょうが、「それだけ」のことであり、1期目の途中。それにそのまんま東は「無党派」を標榜していたのではないのだろうか?

 「自民党をどけんとせんといかん」と言われる筋合いなのか自民党も。痩せても枯れても自民党だろうに。52年の歴史もあります。

 一方「麻生降ろし」を懸命にしている自民党議員。「1番国民大衆に人気がある麻生太郎を党首選挙で選んだばかり。」党首が変われば選挙に勝てるのでしょうか?これまたわけがわからない。

 この2日で解散しなければ後は「任期満了」の9月近くでの解散。注目の2日間です。

北朝鮮は破滅的行動をやめろ!


 核爆弾と弾道ミサイル保有する北朝鮮。国民大衆が飢えているというのに、ひたすら軍事大国(「強盛大国」というらしいいが)、を目指しています。

 確かに以前も指摘しましたが、朝鮮半島付近の地図を逆さまにすると、日本列島が覆いかぶさり太平洋の出口を押さえています。ここに在日米軍部隊が駐留しています。世界最強の米軍がいます。韓国にも駐留しています。

 更に韓国軍と自衛隊アメリカ式の最新鋭兵器を装備しているので、声高に日本や韓国を非難する北朝鮮政府にとっては怖い存在なのでしょう。

 そうした「身勝手な」脅迫観念が、自国民が飢えに苦しみ、最低限の生活にも事欠いている反面、核開発とミサイル開発に国の資源の大半をつぎ込むいびつな国家に成り果てました。

 特に今回は「暴挙」

 韓国の前大統領ノ・ムヒョン氏が逝去された直後に哀悼に意を表するといいながら、核実験をするとは。「礼節」を欠いた振る舞いではないか。これでは韓国内の「統一」を夢見る人たちの夢も打ち砕くものでした。

 また何かと北朝鮮を支援している「宗主国」である中国の面子を著しく傷つけました。兄貴分を侮蔑したことになります。兄貴の中国が主導している「6カ国協議」からの脱会を宣言するなど面子丸つぶれ。これも東洋的儒教道徳からしてもいけないこと。
 
 アメリカ主導の対北朝鮮包囲網が狭まることでしょう。

 北朝鮮はイランやシリアなどの中東の反イスラエル諸国との連携を深め、資金的な支援を受けようとしています。それはアルカイダなどのテロ組織に、核兵器やミサイルが供与されることになり、イスラエルアメリカが1番恐れる事態になるからです。

 そうなる兆候が現れればアメリカは北朝鮮空爆するでしょう。そうなると核戦争になり日本も安全であるはずはありません。

 1日も早く北朝鮮独裁政権民主化していただきたいと思います。

38年ぶりに神津陽を読んでみました

ruiikumi2009-05-01

 最近はすっかり40年ほど前のU15からU−23時代の青年前期の社会運動や社会思想を振り返り再検討する作業に熱中しています。何回も言っていますが、「ブラックホール」である連合赤軍事件を克服しないと日本の社会運動は再建できないと思いますので。

 前回はしつこく元赤軍派議長の塩見卓也氏の発言をなぞりました。ぱとりhttp://homepage2.nifty.com/patri/というホームページも立ち上げていて、最近の発言も閲覧が可能です。

 一方1971年当時赤軍派と対峙していた共産主義者同盟(ブント)叛旗派の指導者神津陽氏。こちらは入会した大学サークルの先輩たちが叛旗だったこともあり3回ぐらい集会で目撃したことがありました。本棚で38年間も放置されていた本を読み返しました。

「10・21中央権力闘争論、東大マッセンスト論も含めての、中権+マッセンスト論の4・28前段までの問題点は、軍事問題のつきつけと反帝純化主義による統一戦線解体(第一次三派〜王子)を経て、赤軍派を生み出し、党ー軍ーソビエト論が再吟味されるまで切開されずに残ったのである。
 赤軍派が、中央権力闘争をより純化させ、前段階武装蜂起ー臨時革命政府樹立へ短絡させたのに対し、わたしたちは、党・軍の連関を明らかにしつつ、マッセンストをソビエト運動へ発展させていった。」(P102)

「69年10・21前段で定式化された「中央権力闘争ーマッセンストライキソビエト運動へ」にいたる混乱は、中央権力闘争ーマッセンストライキをプロ独樹立ーソビエト形成に向けた運動戦略として,党ー軍ーソビエト(統一戦線)の視野から再構築しえなかったことによると考える。

 中権ーマッセンストからの「ソビエト運動」とは明らかに、プロ独の実体=ソビエトソビエト=蜂起の機関に二重性を付与して使われており武装との関係、時間的推移との関係では、いわゆる綱領域にあり、そのままでは反戦全共闘政治ヘゲモニーの評価軸、獲得課題になりえないのだ。
 武装ソビエト運動や、ソビエト的運動とソビエト運動の区別や、地区共闘=地区ソビエトの萌芽や、戦略的マッセンスト論等の混乱の止揚は、以上をふまえて中権ーマッセンストを綱領ー戦略の位置から運動戦略としての定めることにより可能なのである。
 
 軍なき、党なきポツダム自治会解体ーソビエト論(構改派とか、ソビエトは放置すれば人民戦線左傾化ー党による政治ヘゲモニー形成論(情況派)とか、武装ソビエト運動等は、明らかに世界同時革命ー世界プロ独樹立へ向けての運動戦略(中権ーマッセンスト)に組み込まねばならない。

 現在中央権力闘争は、主に党派の非合法政治軍事部隊と結合し、来るべき党ー軍に担われて闘われる。マッセンストは、プロ独の実体たるソビエト形成へ向けての階級の成熟を獲得目標にし,現在では,大衆自衛武装を防衛し、拡大し、攻撃性を付与することにある。」(P103)

 わかったようなわからん文章です。時代背景が今ひとつわかりませんし。「ソビエト」というのは「評議会」であり、直接民主主義で地域のことをなんでも決定する民主的な決議機関のことであると思います。

 党ー軍ー統一戦線

「世界党ー世界赤軍ー世界プロレタリア統一戦線は、世界同時革命ー世界プロ独への組織戦略である。ここでいう党は、国際的分派闘争を通じて成長し、世界プロ独へ至るや否や、死滅の過程へ一歩踏み出すのである・当面、国際的党建設が要である。

 世界赤軍は、世界党の軍団とソビエト軍団(政府軍+赤衛隊)の総体として呼称される。世界プロ独の確立と、ソビエトの定着化の路線に見合って、現在要求される武装の質は、非合法政治的軍事と大衆武装の領導であることは明らかにしてきた。

 ここで統一戦線とは、ソビエト政府を形づくっている党派間統一戦線と、ソビエトにおける諸階層間結合の総称である。世界プロ独は俎上にのぼるとき,ソビエト政府内統一戦線は、国際党派間統一戦線に規制され、ソビエト軍は国際潮流の選択と革命の輸出入に従い、国際党の軍隊と結合し、、又支援を受ける。世界同時革命ー世界プロ独樹立五、党ー軍0統一戦線が、(党)−(軍)ーソビエトへ展質することについては既に述べた。(P104)

 赤軍派とは明らかに異なる論理構成であるとは思います。「プロ独」は「プロレタリア独裁」体制の略称でしょう。政党と軍隊と民主的評議会との関係性を神津氏なりに整理し書いたのでしょう。

 文字をなぞりましたが、わかったようなわからんような感じです。古文書を読んでいくのは大変ですね。

 神津氏が現在のグローバル資本主義をどう思っているのか?またどう克服するのか聞いてみたいものです。

今こそ連合赤軍と新自由主義の総括を

 1972年の連合赤軍事件。ここにいたる過程とその後の日本の社会運動の壊滅と低迷を考えた場合、どうしても総括しないといけないと思いました。真摯で優秀であったはずの若者たちが仲間殺しを行い陰惨な結末に終わったのか。

 日本の社会運動の「ブラックホール」であると思う。

 「新自由主義」はここ数年日本を席巻し、日本社会のおおらかさ、日本人の特性と良さを奪い、格差社会をつくろい挙げ、アメリカ追随主義の貧困社会を生み出しました。環境と人権と地方を破壊する「新自由主義」がどうしてかくも日本にはびこり政権運営までしたのか。今後決別はできるのか。新しい社会の運営はどうあるべきなのか。

 2つの問題を事あるべきごとに考え、今後コメントしていきたいと思います。

 以前2つの問題にコメントしました。

 今こそ連合赤軍の組織原理・思想的総括を

 「資本主義はなぜ自壊したのか」(中谷巌・著)を読んで

 このほかにもいろんな著作もあると思います。今年は「連合赤軍」と「新自由主義」をテーマに総括し、新しい考え方を打ち出し行動することに取り組んでみるつもりです。
Nakatanihon

どうなる小沢一郎氏、民主党

ruiikumi2009-03-03

  懸案の予算もなんとか成立しそうな矢先に、野党第一党の党首小沢一郎氏の公設秘書が、西松建設から政治献金を受けそれを報告しなかったという容疑で東京地検に逮捕されたようです。

 「選挙どうなる」 小沢氏秘書逮捕に騒然(47news)

「小沢氏は説明を」 野党3党、秘書逮捕で(中日新聞

 西松建設は一連の海外工事での裏金を幹部が日本へ持ち込み、工作をしていたとか言われておりました。だいたいそうした工作は政府・与党関係者にするのが常で、野党の小沢氏に工作するとは不可解。それとも次期政権首班への西松建設の「先行投資」だったのか。

 公設秘書逮捕とは民主党もダメージは計り知れない。自民党はほくそえんでいるでしょう。

 麻生首相は一気に解散・総選挙を仕掛けると思いますね。解散するとしたら「今しか」ないでしょうし。

 小沢氏と民主党はどう事実の説明をし、情報公開するのか見ものです。

政治を身近に

 考えて見ると私の政治体験は長い。政治に関心を持ったのは中学生時代であり、田舎の町にあった共産党の青年組織である民主青年同盟へ入会申し込みをしに行きましたが、「16歳でないと加入できない。」と言われ「革命には年齢はないはずだ!」とわめいていたようです。

 高校生から大学生にかけて主に極左系のセクトの周辺に漂い、政治評論を読んでおりました。でも1976年以降はその方面は頓挫しすっぱり辞めてしまいました。
 その後Uターンしました。1985年から93年までは青年会議所(JC)に在籍していました。

 こちらはどちらかといえば右系の思想を持っている人が多かったですが、実にフレキシブルでリベラルな組織でありました。いろんな事業を計画し、実施することができました。
そのなかで自民党衆議院議員の選挙に関わったこともありました。

 JCを「卒業」した後は、立ち上げから市長選挙に関わることになり、右も左も一緒くたで1年間緊迫した毎日でした。結果は敗北し、がっくり疲れたことを今でも悔しく思い出されます。

 右も左も市民活動もNPO活動もしました。狭い政党や労組だけの活動ではありません。また2000年からラジオ番組を制作し、出演していましたので、高知のあらゆる立場の人たちと面談し、話を聞くことが出来ました。要するに「世間が広く」なったのです。

 ですから逆に市民と政治は「遠い」と感じる毎日です。
 年末になり年賀状を作成する季節が近づいてきました。わたしなどはせいぜい400枚程度しか年賀状を書きません。

 でも政治家になろうとしたら高知市議で2000人、県議で6000人の人に自分の名前を書いていただかないといけません。市長や知事、国会議員ともなるととてつもない人に自分の名前を書いていただかないといけません。
 
 冷静に考えますと、組織のある政党に加盟し、そこの公認候補になる以外しか、市民が政界デビューすることはまず不可能です。政党に属さず無所属で運動も出来ますが、宛名を書いてもらう人、電話をかけてもらう人、。事務所の経費。人経費を全部資金を自分で調達するとなるとすぐに数百万単位のお金が必要になりますね。

 街頭で吠えることはできましても、お金を出して人を雇い、活動していくことは貧乏な市民には出来ません。かといって政党筋のしもべにはなりたくない。そう考えると「政治は遠い存在」と考え込むばかりです。

 学生時代に生徒会や自治会の役員選挙に出たことがありました。これは度胸さえあればよいもので、お金は必要ありませんでした。
 実社会の民主主義の基本である選挙ですが、冷静に考えても資金がかかりすぎますね。

 せめて政治活動の監視をし、コメントをすることが関の山ですが、有権者として今後も真剣にやろうと思っています。